『ポテトサラダにきゅうりって、アリ!?』薬膳的に見た効能

一般的なポテトサラダには、きゅうりが入っていることが多いですよね。

私もよく入れます。

「でもそのきゅうり、薬膳的にみたらどうなの?ポテトサラダに必要なのかな?」と思ったので、ちょっと考えてみました。

ポテトサラダの効能は?

私が作ったポテトサラダです。

材料は、じゃがいも、にんじん、とうもろこし、そして、きゅうり。いたって普通です。

しいて言えば、きゅうりは少し厚めに切って、薄く塩もみしています。

その方が、きゅうりの歯ごたえと、味がしっかりあって、水っぽさもなくて美味しいかなぁと思ってます。

それでは、各食材の効能を見ていきましょう。

◎じゃがいも
効能:和胃 調中 補気 健脾
適応:お腹の冷え 息切れ 無力 便秘 潰瘍性腹痛 高血圧

◎にんじん
効能:健脾 消食 滋陰 補血 明目
適応:消化不良 夜盲症 ドライアイ 疲れ目 下痢 血中脂質抑制

◎とうもろこし
効能:健脾 補気 和胃 調中 利水 利胆
適応:むくみ 便秘 血中脂質抑制 高血圧予防

◎きゅうり
効能:清熱 止渇 利水 解毒 生津
適応:むくみ 口渇 夏バテ予防

こうして見てみると、じゃがいも、にんじん、とうもろこしは、脾胃を整えてくれるのがわかります。そして、性質は平性です。

夏野菜のきゅうりは、熱を冷まして潤いをあたえてくれます。そして、寒性なので、体を冷やします。

ポテトサラダにきゅうりはアリ!?

きゅうりは、夏に体をクールダウンしたい時にはアリです。

脾胃を整える目的がある時は、冷えが苦手な臓腑なので、きゅうりはちょっと合わないのではないか?と思います。

でも、ポテトサラダだけを食べる人ってそうそういないし、他の料理に温める食材を取り入れて、寒熱温涼のバランスが保てていればOKです。

「脾胃を整えたい」「冬にきゅうりはちょっと冷えるなぁ」と思う方は、きゅうりの代わりに温めたブロッコリーや小松菜などにしてみるのもいいと思います。

ちょっとした工夫で、体にやさしいご飯になる、それが薬膳の知恵です。

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